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Vol.518 宿の追憶 [韓国生活]

 筆者はソウルに行く時、基本的に定宿に泊まるようにしている。

 しかし、「定宿」といっても何か特別契約をしているわけではないから、他の人たちと部屋取り競争をやらなくてはいけない。

 これが結構シンドくて一番嫌なワケだが、宿のスタッフが顔を覚えてくれれば、ある程度、こちらを考慮してくれるようになるので仕方ない。

 また、場所や値段など、筆者の要望に沿った宿は本当に少ないので、そういった場所を見つけたら、経営者が変わるようなことが無い限り、使い続けることになる。

 今使っている宿は設備こそ大したことはないが、価格が安い上、外国人向けに特化していて、困った時など色々頼りになるし、なによりも場所がいい。

 バスと地下鉄両方共、ルートの選択肢が多く、主要な場所までほとんど一本で行くことができ、特に恵化から徒歩で20分程度なので、大学路で飲んだ時は終電を一切気にしなくていいし、演劇を観覧する際も便利である。

 その他にも、ソウル中に散らばった主要なアート系映画館へのアクセスについて便利性が極めて高い。

 筆者が最初定宿に使っていたのは、筆洞にある中級の、昔は映画関係者御用達で有名なホテルだった。

 サービスもよく、値段も安く、外国人対応と、ソウルの安い宿泊施設の中では非常に気に入っていたのだが、ワールドカップを境に物凄い値上がりした上(もちろん大改装もやった)、それまでお世話になっていたスタッフの多くが解雇されてしまったので使うのを止めた。

 次の定宿に使っていたのは、舎堂駅近くにある古ぼけたホテルだ。

 どうやら、ある一家が物件を買い取って経営していたらしく、フロントにいるのは、いつもおばちゃんやおじいさんだった。

 そこは外国語が全く通じないホテルではあったが、あんまり筆者が頻繁に泊まるので、フロントに顔を出せば、ツーカーで分かってくれるようになり、一度火事になり焼け出されたが、良くも悪くも家族的だったので、その後も舎堂に用事がなくなるまで使い続けた。
 あの一家は今もフロントにいるのだろうか。

 その次は新林駅近くにあるモーテルだった。

 基本的にはラブホだが、そこだけはビジネスホテルの色合いが強くて、当時のソウルでは希少なタイプの宿だった。
 値段は安いが設備がよく、部屋も綺麗だった。
 かなり分かりにくい場所にあったが、モーテルが乱立する新林駅界隈でも人気があったようで、週末は満室になることが多かった。

 その後、三成洞にあるモーテルに宿を変えたが、なぜかというと江南界隈での用事が増えたためである。

 当然、狎鴎亭辺りの宿なんか高すぎて使えないので、微妙な場所にある、そこそこ安いモーテルを探して使うようになった。

 個人的にはそこを気に入っていたが、経営者が地下にあるサロンに力を入れ始めたらしく、改装後えらくサービスが悪くなり、泊まるのをやめてしまった。

 幽霊が出たのは、このモーテルのことである。

 そんなこんなと、いくつかの遍歴を経て、今の宿に落ち着いたワケだが、貧乏ツーリスト向けの安宿は、どうしても安かろう悪かろうで、やはりアタリは少ないように思う。

 韓国の物価上昇が著しい今、ビジネス向けに特化した安い宿泊施設が、ソウルで、もっと増えて欲しいことは変わらない。
 個人的にはレジデンス形式の宿が理想的だが、どこも高すぎるし、安いところは予約競争が激しい上、設備がひどかったりする。

 一度、上げ膳据え膳の高級ホテルに泊まってみたいとは常々思ってはいるけど、安いホテルとの差額で出来ることを考えれば、とてもではないが、韓国で一泊W100000-相当を超えるようなところに泊まる気にはなれない。

 もっとも、そんな予算はいつもないというのが一番の理由だけども…

aasadann.JPG
ああ、舎堂

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