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Vol.516 くるりと上着を翻し [韓国カルチャー]

 昨年(2014年)、しばらく日本のマスコミで取り上げられていた「ハルビン・安重根記念館騒動」を覚えている方は多いと思う。

 だが、「安重根」に限らず、韓国では義士だとか烈士、殉士という称号の英雄たちが沢山いて、その数は増えるばかりだ。
 英雄たちを賞賛する市井の人々の多くが、「史実がどうたらこうたら」ということよりも、付随して語られる「感動の物語」の方に、自己陶酔しているだけなのでは?と感じてしまうことがよくある。

 日本で言えば、戦国武将や幕末の志士に憧れを託す様子に近いかもしれない。

 ある韓国の知人はネットに反日ネタをアップし、他の反日ネタには「いいね!」を連発、光復節になれば感涙を流して、抗日烈士を讃え、日本は大嫌いと言いつつ、日本人は友達とも語り、日本文化や日本人女性に対して並々ならぬ興味を持っていたりする。

 そんな矛盾だらけの彼の言動を見ていると、韓国英雄群像の筆頭に立つ「安重根」とは、韓国的混沌の暗喩なのかもしれないとも思うのだった。

 ところで、かなり前のことだが、ソウルで「安重根」を絶賛する韓国人ならぬ日本人と会ったことがある。

 戦中派の方らしく、現在は地方で農業を営んでいるという。
 韓国は観光でよく訪れるようで、彼の地の素晴らしさを誇らしげに筆者に話した後、安重根義士記念館を訪れて感動したことを強く主張し始めた。

 「あなたたち戦後生まれには、この私の気持は分からないでしょう?」

 この言葉のしつこい繰り返しにはうんざりさせられたが、「なぜ、安重根は偉大なのか」という肝心の説明は一切なく、ただ、ただ、賞賛が続くばかり。
 そこに、この人が幼い時に叩きこまれたであろう、日本における戦時中の愛国教育が垣間見えたような気がした。

 ちなみに筆者の両親はその人とほぼ同じ位の年齢だが、韓国や北朝鮮、それに関係するものを毛嫌いしている。
 なぜかと言えば、日本で紹介される彼の国の愛国的・反日的主張は「戦中の日本を思い出すから」という。

 だが、「韓流」なるものに熱を上げたり、韓国をやたらと持ち上げて讃える同じくらいの年齢の日本人も結構いた訳だから、人間なんて、いい加減なものである。

 でも、それが一番怖いことなのでは?

RIMG0126.JPG
南山中腹で、なぜか上着を翻すヤッさんの勇姿…


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