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Vol.500 名盤まで行かないけど…『방은진 우리 영화 음악을 만나다』 [韓国映画音楽(OST)]

 韓国映画のOST盤には以前からコンピレーション・アルバムがあまり存在しない。
 決して無いわけではないが種類はかなり少なく、韓国における音楽CD市場が瓦解し、OST盤自体がますます発売されなくなって来ている今、新たな製品を期待することは一層絶望的かもしれない。

 そんな中で今回紹介する『방은진 우리 영화 음악을 만나다』は、2010年に発売された韓国映画OSTのコンピレーション・アルバムである。
 ここ最近十数年、韓国で製作・公開された名作・珍作・怪作の中から代表的な曲をピックアップ、構成した内容で、韓国映画OST入門盤としてもお薦めできる、ありそうで無かった内容だ。

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 セレクトされた作品に目新しさは無いものの、それらのOSTの多くが既に稀少盤になっていることを思えば、かなりお得である。

 日本でもよく知られている作品だと、『八月のクリスマス(8월 크리스마스)』や『春の日は過ぎゆく(봄날은 간다)』、『ラスト・プレゼント(선물)』などがあり、レア物では、『NOWHERE ノーウェアー(인정사정 볼 것 없다)』とか『少女たちの遺言 メメント・モリ(여고괴담2)』、『吠える犬は噛まない(플란다스의 개)』などの曲が収録されている。
 ただ、CD枚数が4枚もあって、ここまで分ける必要があったのか?という気がしなくもない。

 曲のセレクトを行った(ということになっている)のは、今では映画監督としてすっかり認知された방은진だ。
 元々は個性派女優で、日本でも『301,302』だとか김기덕の『受取人不明 』なんかで知られた人であり、必然性があれば脱ぐことをいとわない、この世代には希少なタイプの女優でもあった(美人かどうかはメイクでだいぶ変わる人なので、気になる方は韓国のサイトで調べて下さい)。

 彼女も韓国芸能界の通例通り、三十過ぎると出番が減り、あまり見かけなくなってしまったが、以前から演出畑志望だったらしく、映画監督へ転身を図り、2005年に公開された『오로라 공주』で本格的なデビューを果たし、『容疑者X』の成功で注目されるようになった。
 2013年末に公開された『マルティニークからの祈り(집으로 가는 길)』は興行がイマイチだったものの、細やかな演出が光る好編だった。
 光復節以降の韓国映画史を綴ったドキュメンタリー『映画板(영화판)』にもちょっとだけ出演しているが、ほとんどすっぴん、日焼け顔で小じわがやたら目立つという、すっかり映画屋らしい顔になっていたので、ちょっと驚いた。

 たぶん、『방은진 우리 영화 음악을 만나다』は女優ではなく、「映画監督방은진」としてのセレクトという企画なんだろう。
 あえて音楽CD形式での販売だったのも、一種のこだわりだったんじゃないのだろうか?

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